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安心できる場所なんてどこにもなくて、中学校の女子トイレの奥から2番目の個室にいるときだけが唯一ほっとする時間だった。
いじめられてたわけではないし、
周りから拒絶されていたわけではない。
周りの人たちはみんな優しくて、
だからこそ残酷な人たちに思えた。
私が周りの人たちを拒絶していた。
皆が私を理解しようとて、理解なんかできるわけないと思った。
優しい人たちにこんな複雑でぐちゃぐちゃで汚い気持ちはわかるわけがないと思った。
もし万が一理解されたとしても、理解されたら嫌われるとも思った。
嫌われるのがわかっててそれでも優しさにすがる人がどこにいるんでしょうか。
私は周りから差し伸べられる手を全部叩き落としてきた。
ゆっくりと死んで、私はゆっくりと生き返った。なぜ私が死ななければならないんだ。なんで私がこんな気持ちにならなければならないんだ。全部父親のせいだ全部あの男のせいだ、あいつさえいなければ私はこんな惨めで空しい気持ちにならなくて済んだのに。
私は心を壊されて死んで、復讐心だけで生き返った。